パートナーを決めたら、ファーストフードで祝おう!

案内役だったMさんから、一緒に英語学校を経営しようと持ちかけられ、僕らは困惑して顔を見合わせた。いったいMさんはどういうつもりなんだろうか? 最終パートナーはいったい誰にするべきなんだろうか?

「僕、今年は英語学校やろうと思っていたんです。だから仲間に入れてもらえませんか?」

「………。」

 僕らは顔を見合わせて黙ってしまった。Mさんはいったいどういうつもりなのだろうか?

「お金はあまり出せませんが、マーケティングなどでは戦力になれると思います」

 それはまあそうだろう。しかし、マイナスの部分も考えなくてはならない。この人を仲間に入れることのプラスとマイナス、いったいどちらの方が大きいんだろうか?

 まず、いったい会社に船頭が3人も必要なのだろうか? どう考えても不要だ。2人だって難しい局面が出てくるだろうに、わざわざそれをより難しくする必要がない。

「出資はどのくらいできるんですか?」

「えーと。あまりお金はないので、多分せいぜい1割ぐらいだと思います。」

「………。」

 もしも、非常な貢献が見込める人なら、別にたくさん出資できなくてもいい。

 Mさんは果たして、「非常な貢献」ができるのだろうか?

 利益がでない時期に何ヶ月もタダ働きできるだろうか?

 無収入の時期を支えるだけの蓄えがあるだろうか?

 これまでの貯蓄を出資で吐いてしまったら、何で暮らすつもりなんだろうか?

 また、二言目には「フィリピン人は……」と、上から目線なのが気になった。

 それから「一緒にやりたい!」という割に、他人事のような態度も気になった。僕がJセンターで交渉している時に、横に張り付いて電卓を叩いてくれたのは中西さんであって、Mさんではない。

 とはいえ、今回1週間は快くあちこちに連れていってくれたし、そもそも彼がいなかったら僕と由木、中西組は出会うことがなかったのだ。そう思うと、あんまり無下にするのも悪いような気がする。最初にある程度しっかりと上下関係をひけば、やれなくはないかな……。

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フィリピンで起業しました

松井博

2015年6月6日、フィリピンのセブ島にて英語学校を開校しました。起業への思いや、設立までの「フィリピンあるある」などなど、思い立ってから9ヶ月間の足取りを綴っていきます。

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Matsuhiro 今回はフィリピン最大のファーストフードチェーン、「ジョリビー」が登場します! 約4年前 replyretweetfavorite