1回きり」の戦いをもう一度やってみたかった—vol.1

累計発行部数1400万部超を記録している大人気漫画『弱虫ペダル』。初のオリジナル映画『劇場版 弱虫ペダル』の上映を記念して、原作者であり、映画の原案もつとめる渡辺航さんへのインタビューが実現しました。今回の映画の見どころ、「漫画」というメディアの魅力、自転車競技の醍醐味、そして渡辺さんの仕事論まで、「弱ペダ」ワールドをめいっぱい楽しむためのお話をたっぷりお伺いしました。

原作者が描く「インターハイ」のリベンジマッチ

— 8月28日(金)から公開される『劇場版 弱虫ペダル』。渡辺航さんによる「書き下ろし完全オリジナルストーリー」にわくわくしているファンが多いのではないかと思います。どういったストーリーになるのでしょうか?

渡辺航(以下、渡辺) 坂道たち総北高校のインターハイ優勝後、毎年9月に行われる「熊本 火の国やまなみレース」が舞台です。このレースは招待制で、夏のインターハイで優勝したチームも呼ばれることになっています。

— ということは今回の総北の面々は初めて参加するということですね。ライバルである箱根学園は参加したことがあるんでしょうか?

渡辺 箱根学園は毎年招待されていたんだけど、いつも「俺たちのレースはインターハイで終わりだから」と断っていた。ところが今年、優勝した総北に招待状が来て、彼らは「行きます」と返事をする。それを聞いた箱根学園が「じゃあ俺たちも今年は行く!」と。熊本の2日間にわたるレースの中で、戦いが再び繰り広げられます。

— それはアツいですね! インターハイと同じメンツでの戦いが再度描かれるということですよね。

渡辺 いや、3年生も参加しますが、ただ一人だけ、進路の問題で「オレは出れないっショ」と言っている男がいる……。この先はぜひ劇場で確かめていただきたいです。

— 『弱虫ペダル』の核になっているのは、「このメンバーで挑むインターハイは一回きり」という想いだと思います。今回の映画では、別の大会とはいえ、ある意味「再戦」を描くことになるわけですよね。渡辺さんの中で「このメンバーで描き足りないことがあった」ということでしょうか。

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この連載について

劇場版 弱虫ペダル』インタビュー

渡辺航

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コメント

sskitter ペダル映画は、ここに出てくる「パック」ってやつ(今読めないから、たぶんこの記事だったと思う) 4年弱前 replyretweetfavorite

maico_pedal 荒北の進路の話が出ると思うと胸熱。。。 4年弱前 replyretweetfavorite

hirarisa_R そういえば月曜にvol.2が更新されますので、まだvol.1を読んでない方はどうぞ。 |『劇場版 弱虫ペダル』インタビュー|渡辺航 https://t.co/kRQ7sSHb7C 4年弱前 replyretweetfavorite