ほぼ日」もハブスポットも。人と企業の新しい関係って?

渡辺由佳里さんがハブスポットのCEOブライアン・ハリガンに勧められた本『The Alliance』が、最近『ALLIANCE――人と企業が信頼で結ばれる新しい雇用』として邦訳出版されました。監訳者は「ほぼ日刊イトイ新聞」で知られる東京糸井重里事務所のCFO・篠田真貴子さん。この本のタイトルに使われている「Alliance」という単語は直訳すると「同盟」「提携」などを指す言葉ですが、本書ではもっと深い意味が込められているようで……。



これからは「人と企業」の関係が重要だ

前回まで連続でご紹介しているハブスポットのCEOブライアン・ハリガンから「参考になるから読むといいよ」と薦められた本のひとつに、『The Alliance』がある。Linkedin(リンクトイン)創業者リード・ホフマンをはじめとしたPayPal(ペイパル)の創業メンバー「ペイパル・マフィア」の共著だ。

その本が最近『ALLIANCE—人と企業が信頼で結ばれる新しい雇用』として邦訳出版されたという。しかも、監訳者は「ほぼ日」で知られる東京糸井重里事務所取締役CFOの篠田真貴子さんだ。

篠田さんは、4年前に現在の4分の1の規模だったハブスポットを、糸井重里さんと一緒に訪問されたことがある。

ハブスポットも登場する『The Alliance』を篠田さんが監訳されたという偶然のような繋がりは、本書の内容を読めばあたりまえのように思えてくる。テーマになっている「人と企業の新しい関係」は、「ほぼ日」にも共通することだからだ(詳しくは、「ほぼ日」の特集「Unusual」をどうぞ)。

この本のタイトルに使われているAllianceという単語は、多くの日本人にとって耳慣れないものだろう。

Allianceとは、監訳者の篠田さんが「まえがき」に書いているように、 “おもに国同士の「同盟」、企業同士の「提携」を指す言葉”である。だが、”それを会社と人の関係に転用したところに特徴と面白みがあります。”と篠田さんは説明する。このニュアンスを一言で伝えられる日本語の題名は難しい。日本で使われているカタカナの「アライアンス」のままでは企業同士の提携の意味合いが強くなってしまうし、「雇用提携」や「パートナーシップ」では“本書の提唱する企業と個人との新しい関係をイメージしにくい”という意見がある。そこで、著者の意図が伝わりやすいように「Alliance」という言葉は英語のままにし、サブタイトルをつけたとのことだ。

私もこの結論に同感だ。企業と個人がAllianceを持つというのは、アメリカでもまだ斬新な考え方だから。

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アメリカはいつも夢見ている

渡辺由佳里

「アメリカンドリーム」という言葉、最近聞かなくなったと感じる人も多いのではないでしょうか。本連載では、アメリカ在住で幅広い分野で活動されている渡辺由佳里さんが、そんなアメリカンドリームが現在どんなかたちで実現しているのか、を始めとした...もっと読む

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コメント

YukariWatanabe さっきまで話していた企業の話です。その④> 4年以上前 replyretweetfavorite

wriezo 久しぶりにワクワクする本! 5年弱前 replyretweetfavorite

hoshina_shinoda 監訳しました「ALLIANCE」をめぐる、ハブスポットと渡辺由佳里さんとほぼ日と私の、偶然かつ必然のつながり。ご縁に感謝あるのみです。素敵な記事、ありがとうございます。 http://t.co/AJcz6bg9DX 5年弱前 replyretweetfavorite

hoshina_shinoda 偶然かつ必然の出会い、感謝です。@YukariWatanabe 5年弱前 replyretweetfavorite