サーフィンをやるとセックスがよくなる?!
小野美由紀(以下、小野) ちょっと話はそれるんですけど、2年前からサーフィンを始めたんです。なぜかというと、伝説的なAV監督の代々木忠(通称ヨヨチュウ)さんに初めてお会いした時に、会うなり「美由紀ちゃん、サーフィンやるとセックスよくなるよ!」って言われて(笑)。
奥谷まゆみ(以下奥谷) そうなんだ(笑)。
小野 それで下心で始めたんですが、サーフィンって、内股のチカラがないとボードの上に立てないんですよ。しかも海ってけっこう危険が多いし、誰にも助けてもらえない。全力でカラダを使うしかないですよね。そうしているうちに、これまで感じてた不調とか、ネガティブな思考が消えたし、より自分で自分の責任を引き受けるようになりました。 奥谷さんの『0歳〜18歳までの骨盤育児』(以下『骨盤育児』)の3歳児の章で「子どもにちょい危ないことをさせよう」って書かれていましたが、まさにそうだなって。危険なことをすると「ここは自分の足で立つしかないんだ!」っていう状況に追い込まれる。そうすることで自分が育つ。サーフィンをやったり、奥谷さんから習ったことを実践することで、自分で自分を育て直している、という実感があります。
奥谷 いつからでも、いくつになっても育て直せるんだよね。 とあるクライアントがいてさ。自宅からきらくかんまで電車で来られないくらいに体力がなかったの。
小野 えっ、おいくつの方なんですか?
奥谷 アラフィフ。それまでの人生でまったく運動したことなかったらしい。その人は美由紀ちゃんのお母さんみたいに、いつも子どもに先回りの注意をしたり手を貸していたお母さんで、もう20 歳を過ぎたムスメさんとの間に、やっぱいろいろあってさ。「なんで一所懸命子育てしたのにトラブルが絶えないんだろう?」って悩んでいて……。 「とにかく、まずは自分のカラダ作りからね」と言って指導していくと、初めはきらくかんで教えているエクササイズもできなくて泣いてたくらいだったのに、だんだん元気になって、今ではホノルルマラソン目指して毎日何キロも走ってるんだよ。