渡辺由佳里
アジア人女性はワーストドライバー?
電車などが発達している日本と違って、「車」が移動手段のメインであるアメリカ。そんな車社会のアメリカでは、なんとアジア人女性ドライバーの評判がとても悪いそう。その理由は、実際にアメリカに住む日本人女性に聞いてみたところ、アメリカ独特の運転マナーと「空気」にあった? また、移民ドライバーたちがアメリカでの運転に慣れるためには、どのような心がけが必要なのでしょうか?
アジア人女性ドライバーの特徴
アメリカでは、「アジア人女性ドライバー」がジョークの定番ネタになっている。
ブラックユーモアで知られるアニメ番組『Family Guy』に高速道路で大惨事を引き起こすアジア人女性が登場したが、それが笑いになるくらいアジア人の女性ドライバーは運転が下手くそだと思われている。
移民が多いアメリカで、「アジア人+女性」は、すべての人種と性別のコンビネーションを飛び越えて堂々の「ワースト」だというのだ。
私もそのカテゴリーに属するので、どういうところが「ワースト」なのか気になる。
周囲のアメリカ人やネットから意見を集めたところ、どうやらアジア人女性ドライバーには次のような特徴があるらしい。
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この連載について
渡辺由佳里
「アメリカンドリーム」という言葉、最近聞かなくなったと感じる人も多いのではないでしょうか。本連載では、アメリカ在住で幅広い分野で活動されている渡辺由佳里さんが、そんなアメリカンドリームが現在どんなかたちで実現しているのか、を始めとした...もっと読む
著者プロフィール
エッセイスト、洋書レビュアー、翻訳家。助産師、日本語学校のコーディネーター、外資系企業のプロダクトマネージャーなどを経て、1995年よりアメリカ在住。
ニューズウィーク日本版に「ベストセラーからアメリカを読む」、ほかにFINDERSなどでアメリカの文化や政治経済に関するエッセイを長期にわたり連載している。また自身でブログ「洋書ファンクラブ」を主幹。年間200冊以上読破する洋書の中からこれはというものを読者に向けて発信し、多くの出版関係者が選書の参考にするほど高い評価を得ている。
2001年に小説『ノーティアーズ』(新潮社)で小説新潮長篇新人賞受賞。著書に『ベストセラーで読み解く現代アメリカ』(亜紀書房)、『トランプがはじめた21世紀の南北戦争』(晶文社)などがある。翻訳には、レベッカ・ソルニット『それを、真の名で呼ぶならば』(岩波書店)、糸井重里氏監修の『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』(日経BP社、日経ビジネス人文庫)、マリア・V スナイダー『毒見師イレーナ』(ハーパーコリンズ)、がある。