菅原洋平
なぜか情報が集まってくる人の習慣とは?
あなたのまわりにも、「この人には安心してアイデアを提案できる」「困っているとき、あの人には正直に相談できる」という存在がいるのではないでしょうか。そういう人が近くにいると頼りになりますよね。作業療法士として生体リズムや脳の仕組みを使った人材開発を行っている菅原洋平さんは、「他人から提案を引き出したり、相談をされやすい人は脳の使い方が違う」と言います。情報が集まってくる人になるための脳の使い方とは?
「うなずき」ひとつで仕事の結果が変わる
あなたは、職場でアイデアを提案されたり、仕事の相談をされたりする機会は多いほうでしょうか。それとも少ないほうでしょうか。
まわりから積極的に話しかけられやすい人には、おのずと仕事に役立つ情報が集まってきますし、部下や同僚からも厚い信頼を集めているはずです。できることなら、「安心して提案できる」「正直に相談できる」という評価を得たいですよね。

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では、まわりから情報や信頼を得る人と、そうでない人の差はどこにあるのでしょうか。その答えは、「うなずき」というちょっとした習慣にあります。
もしあなたが、「情報が集まってこない」「相談されることはめったにない」と感じているのであれば、その原因は自分自身でつくっているはず。つまり、「この人には提案や相談がしにくい」と相手に思われるような行動をとっているのです。
たとえば、職場の部下からアイデアの提案をされたとき、あなたはどんな反応をするでしょうか。
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この連載について
菅原洋平
仕事がうまくいかない……。ビジネスパーソンであれば、誰もが経験する悩みです。仕事が思ったように進まず、安定的なパフォーマンスを発揮できなければ、ストレスも溜まりますし、会社に行くのも辛くなってしまいますよね。その原因は、能力? スキル...もっと読む
著者プロフィール
作業療法士。ユークロニア株式会社代表。青森県生まれ。国際医療福祉大学卒業後、作業療法士免許を取得。民間病院精神科勤務後、国立病院機構にて、脳のリハビリテーションに従事。脳の回復には、睡眠が重要であることに着目して臨床実践をする。また、障害者の復職支援を行う中で予防の必要性を強く意識する。病気予防を、面白く魅力的にするため、生体リズムを活用して企業の業績を高めるビジネスプランを作成し、SOHOしずおかビジネスプランコンテストにて、最優秀賞を受賞。その後、ユークロニア株式会社を設立。企業を対象に、生体リズムや脳の仕組みを使った人材開発を、精力的に行う。