余分な水分が、体を冷やす原因に
by yto
日本人の死亡原因2位の心筋梗塞と4位の脳梗塞は、ともに血栓症である。だから、「血液をサラサラにするために、毎日水をしっかり飲むように」と西洋医学では指導している。そのせいか、ふだんからペットボトルで水やお茶を持ち歩く人も数多く見かける。
しかし、体にとって大切な水も、とりすぎて排泄がうまくできないと、健康に甚大な被害を及ぼすことになる。漢方でいうところの「水毒」という状態である。
人間は体温で体内のすべての代謝を行ない、生命の灯を燃やしている。だから、体内の水がうまく排泄されず体温が低下する(冷える)と、生命と健康に重大な障害をもたらすことになる。その体温が、現代人は50年前にくらべて約1度低下している。