先進国で食塩摂取が一番多い日本が、なぜ長寿国なのか?

「塩悪玉説」が唱えられるようになって久しい昨今。本当に高血圧は塩のせいなのでしょうか? 1950年代に、東北地方の塩分摂取量が多く高血圧の発症率も多いという調査が発表され、「減塩運動」が起こりました。その結果、高血圧は減ったのでしょうか? 予約三年待ちの名医、石原結實先生が、「おなかをすかせる」健康法を提言します!

高血圧は塩のせいなのか?


by y_katsuuu

「塩分は高血圧や脳卒中の元凶である」「心臓病には、塩分の摂取を控えるべき」「糖尿病の人は、減塩食にすべきだ」……。こうした「塩悪玉説」が唱えられるようになって久しい。

1950年代、日本に来た米国のダール博士が、鹿児島から青森までを調査した。当時、鹿児島の人たちの平均塩分摂取量は14g/日で高血圧の発症率が約20%だった。北に行くに従って、塩分の摂取量が増加するとともに高血圧も増加し、青森の人たちの塩分摂取量が約28g/日、高血圧の発症率が約40%にも達していることがわかった。そのため、「塩分=高血圧の元凶」と結論づけられたのである。

この調査結果を受けて、1960年ごろより東北地方を中心に減塩運動が始まり、やがてそれが全国に波及していく。おかげで減塩醤油、減塩味噌、減塩梅干しなどが増えていった。それで、高血圧が減ったかというと、減るどころかむしろ増加傾向にある。いまや高血圧患者は5000万人もいるという。

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なぜ、おなかをすかせると病気にならないのか

石原 結實

「1日1回お腹をすかせる」だけで、みるみる若返る! 超健康になる! 予約3年待ちの名医が教える、体質別の健康法。

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コメント

hassy25_nagano 暖房が発達していない時代には、塩分は必要不可欠だった。 塩分の摂りすぎが悪いのではなく、塩を体外に出す力を増やせ、と 3年以上前 replyretweetfavorite

5goukan 【塩悪玉説】 「減塩運動・高血圧・減るどころかむしろ増加傾向・塩のみ・元凶・間違い・塩分・要は出すこと」 3年以上前 replyretweetfavorite

sizukanarudon なぜ、おなかをすかせると病気にならないのか|石原結實@dryumiishihara https://t.co/Gaak4Vo9Bc 50年前、東北地方の塩分摂取量が多く高血圧の発症率も多いという調査結果、減塩運動が起こったが… 3年以上前 replyretweetfavorite

happysti うーむ(・_・; 3年以上前 replyretweetfavorite