ダイエットの大敵!?「古い脳」との上手な付き合い方

ダイエットや運動を習慣化させるために、まず「脳」のしくみを理解することから始めてみましょう。自分の意志に反して「ごはんいっぱい食べたい!」と指令を出してくる脳を、上手にだます方法とは!?
「みんなの健康づくり」のプロ、予防医学研究者である石川善樹さんが、最新の生理学、脳科学、疫学研究、心理学、行動科学などを駆使して、ダイエットに成功するために、必要なことを解き明かします。もう絶対リバウンドしない、その名も『最後のダイエット』ぜひお試しください。

頑固な「古い脳」は大きな変化を嫌う

 では習慣は、どうしたら、つくることができるのでしょうか。それには、一見遠回りのようですが、人間の脳の仕組みを理解するのが近道です。

 人間の脳は、原始的な生物から少しずつ進化してきました。小さい脳がだんだん大きくなってきているので、中心に近づくほど本能的で、動物的な機能を果たしています。「習慣」を司るのは、いちばん中心部にある古い脳です。

 習慣をつくるには、ヘビやトカゲなどと同じであるこの古い脳に教え込まなければいけません。この脳の特徴は、「大きな変化」を極度に嫌がるということです。これまでと変わったことが起こるのは、身に危険が迫っているサインかもしれないからです。

 意志の力を使って、晩ごはんを抜いたり、ジョギングをしたりするのは、最初のうちは続くかもしれません。しかし、爬虫類にもあるこの古い脳の命令はとても強力です。

  古い脳から「お腹もすいてるし、今日は動きたくない! たくさんごはんを食べたい!」という強い指令が出ると、それに逆らうのは大変です。

 ごはんをたくさん食べて脂肪を蓄えるのは、生存本能に従った行為です。人間は、この古い脳の言いなりといっても過言ではありません。 古い脳をうまく「だまして」、新しい行動を受け入れさせるかどうかがカギになります。

「古い脳」と上手につきあうために

 さて、古い脳とうまく付き合いながら、新しい習慣をつくるにはどうしたらいいのでしょうか。それは「少しずつ始める」のがいいのです。 古い脳は頑固ですが、単純です。大きな変化を小さな行動に分解して、少しずつ実行することで、古い脳をうまくだますことができるのです。

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最後のダイエット

石川善樹

最新の生理学、脳科学、疫学研究、心理学、行動科学などを駆使して、「みんなの健康づくり」のプロ、予防医学研究者である石川善樹さんが人類史上最大の難問であるダイエットに解き明かしました! もう絶対リバウンドしない、その名も「最後のダイエッ...もっと読む

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コメント

3839Ay たとえば前章では、スロースクワットを紹介しました。これをやるタイミングを、朝、歯を磨いた直後にすると忘れにくくなります。ほかにも、トイレに行った後にする、といったように、いつもやることの〝ついで〟にやるようにするといいのです。 https://t.co/LGyOd2cSHa 3ヶ月前 replyretweetfavorite

dubbedpachi 『古い脳をうまく「だまして」、新しい行動を受け入れさせるかどうかがカギ』 | 4年以上前 replyretweetfavorite