秋竹朋子 /午堂登紀雄
家族でビジネスを始める時は、ジョギング感覚で「ゆる~く」スタートする
第2回は、夫婦でビジネスを始める時の具体的なアプローチを解説します。「これからビジネスをスタートさせるぞ!」と思うと、なんだかとても大変なことというイメージがあるかもしれませんが、もっと肩の力を抜いて、最初はジョギング感覚で始めるのがよいと思います。
ビジネスは気負わず、「ゆるく」スタートする
夫婦ビジネスに限らず、「いざビジネスを始めよう!」とするというと、なんだかとても大きなこと、大変なこと、というイメージがあるかもしれませんが、もっと肩の力を抜いて、最初はジョギング感覚で始めるのがよいと思います。
「この仕事に賭けるんだ」「なんとしてでも成功させなきゃ」と考えると、目をひんむいて必死にならなければならず、あまり楽しくなくなるからです。 だから、趣味の延長からスタートする。「自分たちはこれをやってみたい」「でもウケるかな?」「ウケなかったらやめちゃえばいい」という感じです。「えっ、そんなテキトーでいいの?」と思われるかもしれませんが、そんなテキトーでいいのです。やめたって誰も気にしませんからね。
たとえば僕たちの例で言えば、もっともゆるいビジネス、と言えるかどうかわからないほどゆるいことと言えば、海外不動産視察ツアーがあります。 マレーシアで不動産を買った縁で、そこの業者と組んで、「午堂登紀雄・秋竹朋子と行く、マレーシア不動産視察ツアー」を企画しました。 それは、僕たちが買った物件の手続きや、完成・引き渡しの立ち会いなど、現地に行くタイミングに合わせて開催するだけ。仕事というより、「自分たちはマレーシアに行くんだけど、もしよかったら一緒にどう?」ぐらいのノリです。それも年に1~2回程度。集客も、お互いのブログやフ ェイスブックなどによる告知のみで、近い関係の人しか誘わないから、気分もラクだし何より楽しい。
「最初から黒字にするんだ!」と気張ってしまうと、準備を完璧にしなければとプレ ッシャーとなり、リリースするまでに時間がかかってしまいます。そうでなく、まずはスピード優先で、手始めにゆるくスタートしてみて、手応えを見る。そして試行錯誤しながら、商品・サービスの完成度を上げていくのです。
動けば、次の課題が見えてくる
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この連載について
秋竹朋子 /午堂登紀雄
今の時代、先行き不透明な会社に勤めて、定年まで勤めても生涯年収はたがか知れています。また企業での女性の働き方にもまだ課題は多くあります。本書では、実際に世帯年収5000万円を実現した午堂登紀雄氏、秋竹朋子氏の夫妻による「夫婦」という家...もっと読む
著者プロフィール
1971年、岡山県生まれ。中央大学経済学部卒。米国公認会計士。
大学卒業後、東京都内の会計事務所、大手流通企業を経て、世界的な戦略系経営コンサルティングファームであるアーサー・D・リトルで経営コンサルタントとして活躍。
2006年に株式会社プレミアム・インベストメント& パートナーズ、2015年に株式会社エデュビジョンを設立。
不動産投資コンサルティングや事業開発を手がけるかたわら、資産運用やビジネススキルに関するセミナー、講演でも活躍。
『1つずつ自分を変えていく捨てるべき40の「悪い」習慣』(日本実業出版社)、『お金がどんどん増える人 お金がたちまち消える人』(学研パブリッシング)、『お金持ちが財布を開く前に必ずすること』(KADOKAWA)など著書多数。
■オフィシャルサイト http://www.drivin-yourlife.net/
東京音楽大学ピアノ演奏家コースを経て聖徳大学大学院音楽文化研
究科修士課程修了。ウィーン留学。国内や国際コンクールなど数々
の受賞歴がある。ボイストレーニングスクール「ビジヴォ」の代表
として「声」「話し方」「歌声」に問題を抱えるビジネスパーソンお
よび子どもたちの指導を実施。
音楽家ならではの聴力と技術を駆使した、日本初「超絶対音感」に
よるボイストレーニングが話題を呼び、各メディアからの取材、T
V番組にも多数出演。著書に『秋竹朋子の声トレ!』(ワニブック
ス)、『秋竹朋子の即効! モテ歌レッスン』(リットーミュージック)
など。
■ビジヴォ スクール http://www.businessvoice.jp/
■ブログ http://ameblo.jp/tomokoakitake/