第3回 企画立案とは「新規出店」である

プレゼンを構築していくうえで重要になるのは、プレゼンしたい企画の内容。しかし、そもそも企画の立て方がわからないという人も少なくないはず。そこで学ぶべきなのが、マンガにおける「新連載の企画の立て方」。三田さんが常にヒット作を生み出し続ける背景には、「すべてのマンガは個人商店である」を信条に世の中のニーズを探り続ける、ストイックな姿勢がありました。(2月21日刊行『プレゼンの極意はマンガに学べ!』(講談社)より先行公開)

 新しい企画を立てるとき、どこから手をつければいいのか悩む人は多い。そこで新連載の企画を立てるとき、僕がどんな順番で考えていくかを説明しよう。

 まず、すべてのマンガは個人商店である、というのが僕の信条だ。
 そしてマンガ誌は、さまざまな種類の店舗が出店する、巨大ショッピングモールである。若者向けカジュアル衣料のお店もあれば、アクセサリーショップもあり、メガネ屋や文具店もある。
 じゃあ、このショッピングモールに自分の店を新規出店するとき、なにを考えなければならないだろうか?

 第一に考えるべきは、競合の回避だ。
 たとえば、既存のメガネ屋と同じフロアに「新しいメガネ屋」を出店しても、なかなか繁盛しないだろう。どれだけ魅力的な商品を揃えていようと、新機軸を打ち出した店構えだろうと、客足は分散する。
 マンガでもまったく同じで、人気の高校野球マンガが連載中の雑誌に、新たに同じジャンルの作品を連載してもなかなか読者を引きつけられない。

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プレゼンの極意はマンガに学べ!

三田紀房

人の心を操り、自由自在に動かす最強のプレゼンノウハウは「マンガ」にありました。超人気作品を次々と送り出し、cakesでも『会社に左右されない仕事術』を連載中の漫画家・三田紀房さん。三田さんが、マンガ制作の舞台裏を明かしながら伝授する最...もっと読む

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