どんな家庭も年収をアップさせることができる!
僕たちの家族は、僕が現在44歳、妻が33歳、そして2014年に生まれたばかりの息子の3人という構成です。僕と妻は、結婚・出産を経ても、ずっと共働きをしています。 結婚してからというもの、特に彼女のほうの仕事の幅が広がり、出産後も収入は落ちるどころか、ますます増えています。
僕自身も会社を分社化して一人会社となり、ネットで完結できる仕事に軸足を移してからは、手取り収入はぐっと増えました。昨年度の世帯年収は、計5000万円を超えるまでになりました。
内訳は、僕が約2500万、妻が1500万、二人で一緒に運営している法人が1000万です。「言うほど儲かってないじゃん」と感じるかもしれませんが、僕はほとんど仕事をしておらず、日中の子どもの世話も、保育園に預けないで僕が見ています。
妻は講演や打ち合わせが多いため、移動時間を入れると長くなることもありますが、基本的には自由です。休みも仕事もすべて自分で設計できる。平日も週末もすべて同じなので、日曜の夕方から憂鬱になることもありません。子どもができる前はほぼ毎月のように海外に行っていましたし、今も「今日は子どもと遊ぼう」「いいこと思いついたから書店に行って調べてみよう」ということが普通にできる生活です。日々の活動に何の制約もない。
では本当に何もやっていないかというとそうではなく、こうして書籍の原稿を書いたり、新しい事業の企画を考えたり、ネットや書籍でリサーチなどをしています。でも好きでやっているので、「仕事をしている」という感覚はありません。講演や企業研修などは自分が拘束されるため「仕事」ですが、ほかの業務での体感実働はほぼ「ゼロ」です。 なぜそんな感覚を持てるかというと、二人とも自営業で、仕事が趣味、趣味が仕事のような感じでやっているからです。
たとえば趣味のプラモデルを作るのに「努力した」とか「やらねばならない」という感覚は持たないですよね。むしろ嬉々として没頭するはず。女性でもショッピングをするのが好き、カフェでお茶をするのが好きという人は多いでしょう。そこで「あ~明日はショッピングか~、憂鬱だな~」とか、「お茶をよくがんばった」などとは思わないはず。
僕たちの仕事もそういう感じで、仕事が楽しくて仕方ない。やりたくて仕方ない。 だから「働いている」「やらなきゃいけない」という実感がない。 僕も妻も、よく「そんなに資産や不労所得があるのに、なぜバリバリ仕事をしているんですか」と講演後の懇親会や取材を受けたときなどに聞かれることがあります。 しかし、僕たちにとっては、「こんなに楽しいことを、なんでわざわざやめなきゃいけないの? 楽しいことをやってお金までもらえるなんて、むしろなんて幸せなのだろう」とさえ思ってしまいます。
(C)Vive La Palestina
こうして年収5000万円を実現!
僕たちはともに、毎晩充実して眠りにつき、毎朝ワクワクしながら目が覚める、という幸せを実感しています。 また、僕も妻もそれぞれお互いに仕事を持っていますが、それ以外に共同でやっているビジネスがあります。つまり世帯で三つの職業を持っていることになります。 具体的には、僕が不動産売買の仕事、妻が企業研修や講演の仕事、そして夫婦で協力しながらやっているのが、ボイストレーニングスクールの運営です。
もちろん、すべてが順調というわけではなく、ここまで来るのに僕が独立起業してから約10年、妻の場合は7年が経過しています。だから、すべてうまくいくとか、明日からすぐ売上が立つ、なんて浮ついたことを言うつもりはありません。 それでも、夫婦で一緒にやるファミリービジネスは、家族の可能性を広げる働き方のひとつではないか、と僕は考えています。
本書は僕の意見だけではなく、パートナーの秋竹自身の声も織り交ぜ、ファミリー ビジネスの面白さを伝えています。そして、この楽しさを一人でも多くの人に経験していただくことができれば、著者として大変うれしく思います。
次は5000万円稼ぐ具体的な家族ビジネスの方法をご紹介!
【第二回】家族でビジネスを始める時は、ジョギング感覚で「ゆる~く」スタートする