ではさっそく、マンガとプレゼンの関係について見ていこう。
たとえば、マンガ喫茶を思い浮かべてほしい。いまやちょっと大きな駅に行けば、その周辺にはかならずと言っていいほどマンガ喫茶が営業している。終電に乗り遅れた学生やビジネスマンのなかには、安価な宿泊施設として代用する人も多いようだ。
時間とお金さえ許すなら、何時間でも飽きることなく過ごせる場所。それがマンガ喫茶である。
しかし、冷静に考えてみるとこれは不思議な話だ。
仮にマンガ喫茶と同じシステムで、たくさんの小説が用意された「小説喫茶」があった場合。あるいはたくさんのDVDが用意された「映画喫茶」があった場合。
はたしてお店は、マンガ喫茶と同じくらい繁盛するだろうか?
1日中いても飽きないと断言できるだろうか?