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記事タイトル: 「育てている俺も褒めてくれ!」
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育てている俺も褒めてくれ!」

東大卒弁護士という華やかな肩書きと裏腹に、常識が通用しないぶっ飛んだ奥さまと、3歳になった息子を育てる樋口毅宏さん。今回は2019年7月18日と19日の日記をお届けします。前回の日記はこちらからどうぞ。

2019年7月18日

整骨院の途中、野方の蕎麦屋、おおひらへ。

隠れた名店。隠れたままでいて。食べログの百名店に入っているあの店やあの店よりずっと美味い。

「わがままで大変です」と連絡ノートに書いたら、「保育園ではまったくそんなことありません」と返事が。

あいつ、外ヅラいいな。

夜、3人で風呂に入る。 「かず歌って」 振り付けしながら歌う。

「いいね!高音の伸びがある!」

かず、おだてられてもう一回歌う。

「パンキッシュだ!」

また歌う。

「ところでこれ、何の歌?」

「キシャポッポ」

そうだったのか。

ふさこ「たけちゃん、かずが可愛くてたまらないでしょう? 産んだふさを褒めて!」

「育てている俺も褒めてくれ!」

風呂からあがる。 「そろそろ歯を磨くよ」と言うと、決まって何か食べたがる。歯を磨きたくないから。

冷凍庫まで走ってパックしたご飯を手に持ってくる。

そんでレンジで温めてふりかけにまぶしても食べやしない。

早く寝たくないだけ。そしてあしたも遅刻する。

歯を磨くまで時間がかかる。イヤイヤのくだりがまた長い。よく飽きないな。

2019年7月20日

土曜日。きょうは保育園の同じクラスの子の送別会がある。


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ふさこ「ふさは1日ゴロゴロしてるよ?」

俺はふさにそれ以外望んだことがない。

お店に行く。3、4歳児がいっぱい。あちこちで写真撮影。

「はい、チーズ!」

びっくり。いまどきの3歳の子どももチーズって言うんだ。

帰宅後、かずをふさに預けて山種美術館の「生誕125年記念 速水御舟」展へ。

お目当ては何と言っても「炎舞」だ。

燃え盛る炎に蛾が集う、幻想的な美しさと怖さ。

山種美術館は「炎舞」の魅力を最大限に引き出す別室がある。怪しい輝きが増し、自分も蛾になって絵の中に誘われそうになる。いつまでも鑑賞していられる。

2016年の11月にも速水御舟展があって、そのときは京都に住んでいた。所要があり、上京してこれ幸いと山種美術館に足を運んだが、当時1歳になったばかりのかずふみが一緒だったため、絵に集中できなかった。

今回は心ゆくまでと思っていたのに、「炎舞」と対面してもそわそわしてしまう。憧れの人と会えたのに、地に足つかない感じと似ている。

結局、わりと早々に去る。

帰宅後ふさにかずを預かってもらった御礼を伝える。

かずふみカメラマン撮影。


【樋口毅宏さんからのおしらせ】

新潮社から連絡があり、2017年に刊行された拙著『おっぱいがほしい! 男の子育て日記』が倉庫に残り60冊ほどだそうです。電子書籍もありますが紙で欲しい方は今のうちにお買い求め下さい。


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cakes_PR 🍰新着🍰 東大卒弁護士という華やかな肩書きと裏腹に、常識が通用しないぶっ飛んだ奥さまと、3歳になった息子を育てる樋口毅宏さん。 今回は2019年7月18日と19日の日記をお届けします。 https://t.co/4GYpWBoh9Z 3ヶ月前 replyretweetfavorite

cakes_news 自称ハードボイルド作家が綴る、過激な子育てエッセイ! 3ヶ月前 replyretweetfavorite